【All Star Cheerleading】セーフティールール解説
セーフティールール解説
※2021/11/19更新
<Level1 ロンダート>
■Level 1 走り込みタンブリング
ロンダートまたはロンダートのリバウンドの直後にタンブリングを続けるのは禁止。
以下の様なタンブリングはLevel1では違反となります。
※用語集Tumblingで
「連続するタンブリングが禁止の場合は、一歩以上のステップを入れ、2つのタンブリングの流れに分けること。」
とありますが、
ロンダートはリバウンドの直後のタンブリングも禁止となるため、以下もLevel1では違反となります。
※タンブリングの方向転換が2つのタンブリングの流れに分ける、とは見なされないため、以下もLevel1では違反となります。(参照:USASF動画)
以下の様に
明確に停止した後、タンブリングを行う場合は違反とはなりません。
<用語集ベース>
■用語集ベース
トップを支える人。トップをスタンツで支え、持ち上げるまたは投げ上げる人。競技フロア上に直接触れていること。
トップの足(靴)の下の支えが1名しかいない場合、トップを持つ手の位置に関わらず、その人はベースとみなされる。
ベースがブリッジ姿勢またはインバート姿勢でトップに触れるのは禁止。
フロアに立っている選手はトップの体重を支えていなくても、トップに触れている場合、ベースとみなされます。
このルールにより、フロア上でインバート姿勢のトップをブレイサーが触れている場合、
全てのレベルにおいて違反となります。
以下参考画像となります。
どちらも、フロア上でインバート姿勢の選手がショルダーシットのトップに触れているため、上記の違反対象となります。
(フロア上の選手がベースとみなされます)
この状態から、フロア上でインバート姿勢の選手がそのままピラミッドのトップとなる場合も
同様の違反となりますので、ご注意ください。
(特にレベル2のピラミッド等)
<用語集フラットボディ>
■用語集 フラットボディ
トップの胴体が競技フロアと並行になっている状態。
■用語集 スタンツ
1人または複数のベースが、競技フロアより高い位置にトップを支える技。
ベースが支えるトップの足の数によって「片足(ワン・レッグ)」または「両足(ツー・レッグ)」スタンツと
定義される。
トップが足(靴)の下を何も支えられていない場合、トップが支えられている脚の数によって片足か両足かが決まる。
例外:トップがVシットやパイク姿勢またはフラットボディポジションは両足スタンツとみなされる。
フラットボディが競技フロアと並行になっている状態と定義され、フラットボディポジションはスタンツの例外として
両足スタンツとみなされることになりました。
よって以下のスタンツは両足スタンツと見なされます。
<Stunts A.スポッター-Level1>
■スタンツA.スポッター -Level1
プレップレベル以上で必須。
フロアスタンツで必須。
(例外:ショルダーシット、T-リフト、腰だけを支えられているスタンツ)
■用語集スポッター
スタンツ、ピラミッド、トス中にトップの頭、首、背中と肩の部分を守り、怪我を防ぐ責任のある人。
「スポッター」はすべてチームの一員が担い、適切なスポット技術の訓練を受けておくこと。
スポッターは
-競技フロアに直接立つこと。
-実施しているスタンツを注視しなければならず、サインボードを持つ等、スポッティングを妨げうることを
行ってはならない。
-スポットしているスタンツのベースに触れることが可能な位置にいること。
-胴体がスタンツの下に入らないように立つこと。
-スポッターは、ベースの手首や腕、トップの脚/足首をつかむことができる。スタンツに全く触れなくても良い。
-スポッターの両手がトップの足やベースの手の真下にあってはいけない。
-もしスポッターの手がトップの足の下にある場合は、前方の手でなければならない。
スポッターの後方の手はトップの脚/足首もしくはベースの後方の手首の後ろになければならない。
-同時にベースと必須のスポッターは兼任できない。トップの足の下の支えが1名しかいない場合は、
トップを持つ手の位置に関わらず、その人はベースとみなされる。
腰だけを支えられているスタンツにはスポッターが必須ではなくなりましたので、以下の動画はすべてのレベルで違反ではなくなりました。
以下の画像はトップを支えている選手の胴体がスタンツの下で支えているため、レベル1では違反となります。
以下の画像はスポッターに該当する選手がいるため、すべてのレベルで違反とはなりません。
以下の動画はスポッターに該当する選手がいるため、すべてのレベルで違反とはなりません。
※参照:USASF動画
以下の動画はシット への/からの 移行時、ベースがプレップレベルで支えている間、
シットのベースがトップの下に立っているためスポッターとはみなされず、レベル1では違反となります。
尚、シット自体はスポッター不要です(例外参照)、移行の部分が違反該当となります。
以下の動画はウエストレベルでの移行になるため、違反となりません。
<Stunts B.スタンツの高さ-Level1・2>
■用語集 エクステンションスタンツ
トップの全身がベースの頭を超えているスタンツ。
もし重心を支えるベースが、腕を伸ばしながらスクワット姿勢や膝つき姿勢、スタンツの高さを下げている場合、
エクステンションレベルと見なされる。
■スタンツB.スタンツの高さ-Level1
ウエストレベルの片足が可、プレップレベルの両足が可。(両足でプレップレベルよりも高い高さを経過することは可。)
技の開始前からベース以外の他の選手がトップと手/腕支持で支えていればプレップレベルの片足が可。
■スタンツB.スタンツの高さ-Level2
プレップレベルの片足スタンツが可。(プレップレベルよりも高い高さを経過することは可。)
レベル1では
両足でプレップレベルよりも高い高さを経過することが可能になりましたので、以下の動画は違反ではなくなりました。
レベル1でプレップレベルよりも高い高さを超えてよいのは、あくまで
経過する場合のみです。
プレップレベルよりも高い高さのスタンツは禁止ですので、エクステンションは違反となります。
また以下の様な膝つき姿勢での経過ではないエクステンションもエクステンションレベルと見なされ、違反となります。
また今まで通り、レベル1ではベース以外の選手がトップと手/腕支持で支えられていない場合、片足のプレップレベルを経過することは禁止となりますので、以下の動画は違反となります。
レベル2では片足スタンツがプレップレベルよりも高い高さを経過することが可能になりましたので、以下の動画は違反ではなくなりました。
<Stunts D.ツイスト-Level1・2>
・D.ツイスト レベル1
1/4回転まで。
・D.ツイスト レベル2
1/2回転まで。
・用語集:Twist/Twisting 【ツイスト】
身体の垂直軸に沿った回転。(垂直軸=頭からつま先までの軸)
ツイストタンブリングは選手の垂直軸に沿って回転しながら、腰が頭を超える回転をするスキル。
ツイストスタンツは垂直軸と水平軸の両方によってカウントされる。
同時に垂直軸・水平軸とも回転する場合、合算せずにそれぞれ分けて考えられる。
回転数は通常、トップの連続した腰の回転で判断される。(スタンツが完成し、トップが明確に停止した後、
更にツイストを加えたスタンツを実施することは可。)
ベースのダウン かつ/または ツイスト回転の方向変化を新しいツイストトランジションの開始とみなす。
・用語集:Transitional Stunt 【トランジショナルスタンツ】
トップが一つのポジションから他のポジションに移行して、元のスタンツから形状を変えること。
各技の開始時点がトランジションの始まりとみなされる。次の技の開始時点、動きの停止時点かつ/またはトップが
演技フロアに着地した時点がトランジションの終了と定義される。
以下の動画は、演技フロアに着地した時点がウエストレベルからグランドレベルへのツイストトランジションの終了となります。
(フロア着地までの間にベースのダウンや明確な動きの停止がないため)
よって、トップの回転が1回転となり、レベル1・2では違反となります。
以下の動画は、回転後、動きを停止した後に演技フロアに着地しています。
ウエストレベルで回転→停止までは元のスタンツから形状を変えていないため、トランジションとはみなしません。
よって、ツイストトランジションとはみなされず、すべてのレベルで違反にはなりません。
<Stunts D.ツイストーLevel3>
■スタンツD.ツイスト-Level3
プレップレベル以下のスタンツになる場合は1回転まで。
片足エクステンションとなる場合は1/2回転まで。
両足エクステンションとなる場合は1回転まで。
レベル3で両足エクステンションとなるツイスト1回転が可能となりました。
以下の動画はレベル3では違反ではなくなりました。